リュトン(ガラスの神様) Rhyton (Sprite of Glass)
- 作者名 Artist
 - 佐藤 潤四郎 SATO Junshiro 明治40 - 昭和63 1907 - 1988
 - 制作年 Date
 - 昭和59頃 1984頃
 - 技法・材質 Medium
 - ガラス/宙吹き・グラヴュール glass/ free blowing, engraving
 - 寸法(cm) Dimensions
 - 25 × 9.8
 - 作品番号 Collection No.
 - JC-2018002福永香氏寄贈
 
								古代ギリシャでは、ウシやヤギなどの動物のツノをくりぬいて、水や酒を飲むための器として利用していました。これらの器が「リュトン」と呼ばれました。
飲み口は広く、底が細くなっているため、飲みほすまで置くことができない形になっています。この形が次第に変化し、底が広く、平らになったものが現在のタンブラーです。
潤四郎は、ガラス研究者としての顔ももち、ガラスの制作と並行して古今東西のガラスについて研究をしていました。この作品は、研究成果に基づいて制作された貴重な作例といえるでしょう。