『四足獣概説』 "A General History of Quadrupeds"
- 作者名 Artist
- トマス・ビューイック (画・刻) Thomas BEWICK 1753 - 1828
- 制作年 Date
- 1790
- 技法・材質 Medium
- 木口木版/本 wood engraving/book
- 寸法(cm) Dimensions
- 21 × 14
- 作品番号 Collection No.
- LB-8202ローダーコレクション
木口木版とは、堅い木材の木口面を版木として使用し、細かな線による繊細な表現が可能な版画技法のひとつです。トマス・ビューイックは、この技法を開発し、版画印刷に技術革新をもたらしました。この本では、綿密な自然観察に基づく写実的な挿絵によって約206種類の動物を紹介しています。この本は、もともと児童教育向けに制作されましたが、世代を問わず人気を博し、続けてイギリスの鳥をまとめた書籍が出版されるに至りました。また、木口木版は、活版に組み込んで文字と同時に印刷することができるため、挿絵本の効率的な生産にも大いに貢献しました。